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N2 主張理解(長文)

Japanese N2 Reading Comprehension (Author's Opinion) Practice

800字程度の論説文を読み、筆者の主張や意見を読み取ります。

Read a long essay and identify the author's main argument and reasons.

主張理解(長文)1 / 10
「方言」とは、地域ごとに異なる言葉の使い方のことである。かつては、同じ日本人どうしでも、遠く離れた地域の人の話がほとんど理解できないということも珍しくなかった。しかし、テレビやラジオが普及し、学校教育で共通語が教えられるようになったことで、全国どこでも同じ言葉で話が通じるようになった。進学や就職で故郷を離れる人が増えたことも、共通語の広がりを後押ししたと言えるだろう。 その一方で、地域独自の言葉は少しずつ使われなくなっている。特に若い世代では、祖父母の話す方言を聞いても意味が分からないという人も多い。方言は「なまっていて恥ずかしいもの」「正しくない日本語」と見なされ、人前で使うのを避けてきた人もいる。このまま話し手が減り続ければ、消えてしまう言葉も出てくるに違いない。 しかし、方言は単なる「共通語の崩れた形」ではない。その土地の気候や暮らし、人々の気持ちの細かな動きを表す言葉が、方言にはたくさん含まれている。共通語に言い換えようとすると、どうしても元の言葉が持つ温かさやニュアンスが失われてしまうことがある。また、同じ方言を話す人どうしが感じる親しみや安心感は、地域のつながりを支える大切な力にもなっている。方言は、その土地で生きてきた人々の歴史そのものなのである。 もちろん、異なる地域の人と話をしたり、仕事で文書を書いたりするときには、共通語が欠かせない。だからといって、方言を捨ててしまう必要はない。大切なのは、場面に応じて共通語と方言を使い分けることだ。家族や地元の友人とは方言で、初めて会う人や公の場では共通語で話す。そのように二つの言葉を自然に行き来することができれば、方言は博物館に飾られる過去の遺物ではなく、今を生きる言葉として次の世代に受け継がれていくだろう。

本文によると、共通語が全国に広まったのはなぜですか。

▸全10問の問題・正解・解説を見るN2 Reading Comprehension (Author's Opinion): all 10 questions with answers and explanations in English and Korean
  1. 「方言」とは、地域ごとに異なる言葉の使い方のことである。かつては、同じ日本人どうしでも、遠く離れた地域の人の話がほとんど理解できないということも珍しくなかった。しかし、テレビやラジオが普及し、学校教育で共通語が教えられるようになったことで、全国どこでも同じ言葉で話が通じるようになった。進学や就職で故郷を離れる人が増えたことも、共通語の広がりを後押ししたと言えるだろう。 その一方で、地域独自の言葉は少しずつ使われなくなっている。特に若い世代では、祖父母の話す方言を聞いても意味が分からないという人も多い。方言は「なまっていて恥ずかしいもの」「正しくない日本語」と見なされ、人前で使うのを避けてきた人もいる。このまま話し手が減り続ければ、消えてしまう言葉も出てくるに違いない。 しかし、方言は単なる「共通語の崩れた形」ではない。その土地の気候や暮らし、人々の気持ちの細かな動きを表す言葉が、方言にはたくさん含まれている。共通語に言い換えようとすると、どうしても元の言葉が持つ温かさやニュアンスが失われてしまうことがある。また、同じ方言を話す人どうしが感じる親しみや安心感は、地域のつながりを支える大切な力にもなっている。方言は、その土地で生きてきた人々の歴史そのものなのである。 もちろん、異なる地域の人と話をしたり、仕事で文書を書いたりするときには、共通語が欠かせない。だからといって、方言を捨ててしまう必要はない。大切なのは、場面に応じて共通語と方言を使い分けることだ。家族や地元の友人とは方言で、初めて会う人や公の場では共通語で話す。そのように二つの言葉を自然に行き来することができれば、方言は博物館に飾られる過去の遺物ではなく、今を生きる言葉として次の世代に受け継がれていくだろう。

    問題 1 / Question 1

    本文によると、共通語が全国に広まったのはなぜですか。

    • ✓ テレビやラジオが普及し、学校でも共通語が教えられるようになったから
    • ・ 国が法律で、方言を使うことを禁止したから
    • ・ 外国から日本に住みに来る人が増えたから
    • ・ 方言を話せる人が、全国で一人もいなくなったから

    正解 / Answer:テレビやラジオが普及し、学校でも共通語が教えられるようになったから

    第1段落に「テレビやラジオが普及し、学校教育で共通語が教えられるようになったことで、全国どこでも同じ言葉で話が通じるようになった」と書かれています。 ほかの選択肢: ・「国が法律で、方言を使うことを禁止したから」→ 法律で方言が禁止されたとは書かれていません。 ・「外国から日本に住みに来る人が増えたから」→ 外国から来る人のことは書かれていません。 ・「方言を話せる人が、全国で一人もいなくなったから」→ 方言を話す人は減っていますが、いなくなったとは書かれていません。

    Paragraph 1 says that because TV and radio spread and the common language was taught at school, people across the country came to understand each other in the same language. Other choices: - 「国が法律で、方言を使うことを禁止したから」: The text does not say dialects were banned by law. - 「外国から日本に住みに来る人が増えたから」: People coming from abroad are not mentioned. - 「方言を話せる人が、全国で一人もいなくなったから」: The number of dialect speakers is decreasing, but the text does not say none are left.

    1단락에 「テレビやラジオが普及し、学校教育で共通語が教えられるようになったことで、全国どこでも同じ言葉で話が通じるようになった」라고 적혀 있습니다. 다른 선택지: - 「国が法律で、方言を使うことを禁止したから」: 법으로 방언이 금지되었다는 내용은 없습니다. - 「外国から日本に住みに来る人が増えたから」: 외국에서 오는 사람에 대해서는 적혀 있지 않습니다. - 「方言を話せる人が、全国で一人もいなくなったから」: 방언을 쓰는 사람이 줄고 있지만, 아무도 없게 되었다고는 적혀 있지 않습니다.

  2. 問題 2 / Question 2

    方言について、筆者はどのように考えていますか。

    • ✓ その土地の暮らしや人々の気持ちを表す言葉で、そこに生きてきた人々の歴史そのものだ
    • ・ 共通語が崩れた形なので、正しくない日本語だ
    • ・ 仕事の文書でも、共通語の代わりに使うべきものだ
    • ・ 若い世代には理解できないので、もう教える必要はない

    正解 / Answer:その土地の暮らしや人々の気持ちを表す言葉で、そこに生きてきた人々の歴史そのものだ

    第3段落で「方言は単なる『共通語の崩れた形』ではない」「その土地の気候や暮らし、人々の気持ちの細かな動きを表す言葉が…含まれている」「方言は、その土地で生きてきた人々の歴史そのものなのである」と述べています。 ほかの選択肢: ・「共通語が崩れた形なので、正しくない日本語だ」→ 第2段落で、そう見なす人がいると紹介しているだけで、筆者は第3段落で否定しています。 ・「仕事の文書でも、共通語の代わりに使うべきものだ」→ 第4段落で、仕事で文書を書くときには共通語が欠かせないと述べています。 ・「若い世代には理解できないので、もう教える必要はない」→ 筆者は、方言を次の世代に受け継いでいくことを望んでいます。

    In paragraph 3, the author says a dialect is not just a broken form of the common language: it contains words for the climate, life, and subtle feelings of the region, and is the very history of the people who have lived there. Other choices: - 「共通語が崩れた形なので、正しくない日本語だ」: Paragraph 2 only mentions that some people see it this way; the author rejects this view in paragraph 3. - 「仕事の文書でも、共通語の代わりに使うべきものだ」: Paragraph 4 says the common language is essential when writing documents for work. - 「若い世代には理解できないので、もう教える必要はない」: The author hopes dialects will be passed on to the next generation.

    3단락에서 「方言は単なる『共通語の崩れた形』ではない」, 「その土地の気候や暮らし、人々の気持ちの細かな動きを表す言葉が…含まれている」, 「方言は、その土地で生きてきた人々の歴史そのものなのである」라고 말하고 있습니다. 다른 선택지: - 「共通語が崩れた形なので、正しくない日本語だ」: 2단락에서 그렇게 보는 사람이 있다고 소개했을 뿐이며, 필자는 3단락에서 이를 부정하고 있습니다. - 「仕事の文書でも、共通語の代わりに使うべきものだ」: 4단락에서 업무로 문서를 쓸 때는 공통어가 꼭 필요하다고 말하고 있습니다. - 「若い世代には理解できないので、もう教える必要はない」: 필자는 방언이 다음 세대로 이어지기를 바라고 있습니다.

  3. 問題 3 / Question 3

    この文章で筆者が最も言いたいことは何ですか。

    • ✓ 場面に応じて共通語と方言を使い分け、方言を今を生きる言葉として受け継ぐべきだ。
    • ・ 共通語を使うのをやめて、どんな場面でも方言で話すべきだ。
    • ・ 方言は消えていくものなので、博物館で記録として残すべきだ。
    • ・ 若い世代は、祖父母と話すために共通語より方言を優先して学ぶべきだ。

    正解 / Answer:場面に応じて共通語と方言を使い分け、方言を今を生きる言葉として受け継ぐべきだ。

    最終段落で「大切なのは、場面に応じて共通語と方言を使い分けることだ」「方言は…今を生きる言葉として次の世代に受け継がれていくだろう」と述べています。 ほかの選択肢: ・「共通語を使うのをやめて、どんな場面でも方言で話すべきだ。」→ 筆者は、共通語も欠かせないと述べています。 ・「方言は消えていくものなので、博物館で記録として残すべきだ。」→ 筆者は、方言が「博物館に飾られる過去の遺物」になるのではなく、今を生きる言葉として受け継がれることを望んでいます。 ・「若い世代は、祖父母と話すために共通語より方言を優先して学ぶべきだ。」→ どちらかを優先するのではなく、使い分けることが大切だと述べています。

    In the last paragraph, the author says the key is to switch between the common language and dialect depending on the situation, so that dialects are passed on as living languages. Other choices: - 「共通語を使うのをやめて、どんな場面でも方言で話すべきだ。」: The author says the common language is also essential. - 「方言は消えていくものなので、博物館で記録として残すべきだ。」: The author hopes dialects live on as everyday languages, not as relics displayed in a museum. - 「若い世代は、祖父母と話すために共通語より方言を優先して学ぶべきだ。」: The author says the point is to use both appropriately, not to put one first.

    마지막 단락에서 「大切なのは、場面に応じて共通語と方言を使い分けることだ」, 「方言は…今を生きる言葉として次の世代に受け継がれていくだろう」라고 말하고 있습니다. 다른 선택지: - 「共通語を使うのをやめて、どんな場面でも方言で話すべきだ。」: 필자는 공통어도 꼭 필요하다고 말하고 있습니다. - 「方言は消えていくものなので、博物館で記録として残すべきだ。」: 필자는 방언이 '박물관에 전시되는 과거의 유물'이 아니라 지금을 사는 말로 이어지기를 바라고 있습니다. - 「若い世代は、祖父母と話すために共通語より方言を優先して学ぶべきだ。」: 어느 한쪽을 우선하는 것이 아니라 상황에 맞게 구분해 쓰는 것이 중요하다고 말하고 있습니다.

  4. 近年、日本を訪れる外国人観光客は大きく増え、地方の小さな町にも多くの人が足を運ぶようになった。観光客が増えれば、宿泊施設や飲食店の売り上げが伸び、新しい仕事も生まれる。人口が減り、元気を失いつつあった地域にとって、観光は経済を支える大切な柱になりつつある。 しかし、観光客が急に増えたことで、さまざまな問題も起きている。人気の観光地では、路線バスが観光客でいっぱいになり、地元の人が通勤や通院に使えないことがある。また、住宅地にまで観光客が入り込み、写真を撮るために私有地に立ち入ったり、夜遅くまで大声で話したりすることもあるという。こうした状況が続くと、住民の間に「観光客さえ来なければ」という不満が広がり、観光そのものに反対する声が強まってしまう。 観光地の魅力は、美しい景色や有名な建物だけで成り立っているのではない。その土地で暮らす人々の日常や、昔から受け継がれてきた祭り、地元の人との温かいふれあいもまた、旅の大きな楽しみである。もし住民が暮らしにくさを理由に町を離れてしまえば、観光客が求めていたはずの魅力も失われてしまうだろう。住民の生活を犠牲にした観光は、結局のところ長くは続かないのである。 では、どうすればよいのか。一つは、観光客が特定の場所や時間に集中しないよう、まだあまり知られていない地域の魅力を紹介したり、混雑する時間帯の情報を発信したりすることである。また、地域のルールやマナーを観光客に分かりやすく伝えることも欠かせない。そして何より、観光によって得られた利益が住民の暮らしの向上にも役立てられることが重要だ。観光客と住民の双方が「来てよかった」「来てくれてよかった」と思える関係を築くことこそが、これからの観光に求められているのである。

    問題 4 / Question 4

    観光客が増えたことによって起きている問題として、本文で挙げられているものはどれですか。

    • ✓ 路線バスが混み、地元の人が通勤や通院に使えなくなること
    • ・ 地域の宿泊施設や飲食店の売り上げが下がること
    • ・ 泊まる場所が足りず、野宿をする観光客が増えること
    • ・ 祭りが中止になり、昔からの伝統が途絶えてしまうこと

    正解 / Answer:路線バスが混み、地元の人が通勤や通院に使えなくなること

    第2段落に「路線バスが観光客でいっぱいになり、地元の人が通勤や通院に使えないことがある」と書かれています。 ほかの選択肢: ・「地域の宿泊施設や飲食店の売り上げが下がること」→ 第1段落で、観光客が増えると売り上げが「伸びる」と書かれており、反対です。 ・「泊まる場所が足りず、野宿をする観光客が増えること」→ 宿泊施設が足りないことは書かれていません。 ・「祭りが中止になり、昔からの伝統が途絶えてしまうこと」→ 祭りは旅の楽しみの一つとして挙げられていますが、中止になるとは書かれていません。

    Paragraph 2 says that local buses fill up with tourists, so residents sometimes cannot use them to commute or go to the hospital. Other choices: - 「地域の宿泊施設や飲食店の売り上げが下がること」: Paragraph 1 says sales grow with more tourists, so this is the opposite. - 「泊まる場所が足りず、野宿をする観光客が増えること」: A shortage of places to stay is not mentioned. - 「祭りが中止になり、昔からの伝統が途絶えてしまうこと」: Festivals are mentioned as one of the joys of travel, but not as being canceled.

    2단락에 「路線バスが観光客でいっぱいになり、地元の人が通勤や通院に使えないことがある」라고 적혀 있습니다. 다른 선택지: - 「地域の宿泊施設や飲食店の売り上げが下がること」: 1단락에서 관광객이 늘면 매출이 '늘어난다'고 적혀 있어 반대입니다. - 「泊まる場所が足りず、野宿をする観光客が増えること」: 숙박 시설이 부족하다는 내용은 없습니다. - 「祭りが中止になり、昔からの伝統が途絶えてしまうこと」: 축제는 여행의 즐거움 중 하나로 언급되었지만, 중단된다고는 적혀 있지 않습니다.

  5. 問題 5 / Question 5

    「住民の生活を犠牲にした観光は、結局のところ長くは続かない」と筆者が考えるのはなぜですか。

    • ✓ 住民が町を離れてしまえば、観光客が求める地域の魅力も失われるから
    • ・ 観光客が地域のルールを守るようになり、訪れる人が減るから
    • ・ 観光で得た利益が、すべて住民の暮らしのために使われてしまうから
    • ・ 有名な建物や景色は、時間がたつと必ず古くなってしまうから

    正解 / Answer:住民が町を離れてしまえば、観光客が求める地域の魅力も失われるから

    第3段落で、地域の魅力には住民の日常や祭り、ふれあいも含まれるとし、「もし住民が暮らしにくさを理由に町を離れてしまえば、観光客が求めていたはずの魅力も失われてしまうだろう」と述べています。 ほかの選択肢: ・「観光客が地域のルールを守るようになり、訪れる人が減るから」→ ルールを守ると観光客が減る、とは書かれていません。 ・「観光で得た利益が、すべて住民の暮らしのために使われてしまうから」→ 第4段落では、利益を住民の暮らしにも役立てることを良いこととして述べています。 ・「有名な建物や景色は、時間がたつと必ず古くなってしまうから」→ 建物や景色が古くなることは書かれていません。

    In paragraph 3, the author explains that a place's appeal includes residents' daily life, festivals, and contact with locals, and that if residents leave, the very appeal tourists were seeking will be lost. Other choices: - 「観光客が地域のルールを守るようになり、訪れる人が減るから」: The text does not say that following rules would reduce tourists. - 「観光で得た利益が、すべて住民の暮らしのために使われてしまうから」: Paragraph 4 presents using profits for residents' lives as a good thing. - 「有名な建物や景色は、時間がたつと必ず古くなってしまうから」: Buildings or scenery getting old is not mentioned.

    3단락에서 지역의 매력에는 주민의 일상, 축제, 교류도 포함된다고 하며 「もし住民が暮らしにくさを理由に町を離れてしまえば、観光客が求めていたはずの魅力も失われてしまうだろう」라고 말하고 있습니다. 다른 선택지: - 「観光客が地域のルールを守るようになり、訪れる人が減るから」: 규칙을 지키면 관광객이 줄어든다는 내용은 없습니다. - 「観光で得た利益が、すべて住民の暮らしのために使われてしまうから」: 4단락에서는 이익을 주민의 생활에도 도움이 되게 하는 것을 좋은 일로 말하고 있습니다. - 「有名な建物や景色は、時間がたつと必ず古くなってしまうから」: 건물이나 경치가 낡는다는 내용은 없습니다.

  6. 問題 6 / Question 6

    この文章で筆者が最も言いたいことは何ですか。

    • ✓ 観光客と住民の双方が満足できる関係を築くことが、これからの観光に必要だ。
    • ・ 住民の暮らしを守るため、観光客の受け入れをやめるべきだ。
    • ・ 地域の経済のためには、住民が多少の不便をがまんするべきだ。
    • ・ 観光客を増やすために、有名な観光地にもっと人を集めるべきだ。

    正解 / Answer:観光客と住民の双方が満足できる関係を築くことが、これからの観光に必要だ。

    最終段落の最後に「観光客と住民の双方が『来てよかった』『来てくれてよかった』と思える関係を築くことこそが、これからの観光に求められているのである」と述べています。 ほかの選択肢: ・「住民の暮らしを守るため、観光客の受け入れをやめるべきだ。」→ 筆者は、観光が地域の経済を支える大切な柱だと認めており、受け入れをやめるべきだとは述べていません。 ・「地域の経済のためには、住民が多少の不便をがまんするべきだ。」→ 筆者は、住民の生活を犠牲にした観光は長く続かないと述べています。 ・「観光客を増やすために、有名な観光地にもっと人を集めるべきだ。」→ 筆者は、観光客が特定の場所に集中しないようにすることを提案しています。

    At the end, the author says that building a relationship in which both tourists and residents are glad about the visit is what tourism needs from now on. Other choices: - 「住民の暮らしを守るため、観光客の受け入れをやめるべきだ。」: The author recognizes tourism as an important pillar of the local economy and does not call for stopping it. - 「地域の経済のためには、住民が多少の不便をがまんするべきだ。」: The author says tourism that sacrifices residents' lives will not last. - 「観光客を増やすために、有名な観光地にもっと人を集めるべきだ。」: The author suggests preventing tourists from crowding into particular places.

    마지막 단락 끝에서 「観光客と住民の双方が『来てよかった』『来てくれてよかった』と思える関係を築くことこそが、これからの観光に求められているのである」라고 말하고 있습니다. 다른 선택지: - 「住民の暮らしを守るため、観光客の受け入れをやめるべきだ。」: 필자는 관광이 지역 경제를 지탱하는 중요한 기둥이라고 인정하고 있으며, 수용을 멈춰야 한다고는 말하지 않았습니다. - 「地域の経済のためには、住民が多少の不便をがまんするべきだ。」: 필자는 주민의 생활을 희생시킨 관광은 오래가지 않는다고 말하고 있습니다. - 「観光客を増やすために、有名な観光地にもっと人を集めるべきだ。」: 필자는 관광객이 특정 장소에 몰리지 않도록 할 것을 제안하고 있습니다.

  7. 現代社会は、あらゆる分野において「効率性」や「最短ルート」を重視する傾向が強まっている。目的地へ移動する際も、仕事を進める際も、いかに時間をかけずに無駄を省いて目標を達成するかが評価の基準となりやすい。カーナビゲーションやAIアプリを使えば、混雑を避けた最短の経路が瞬時に提示され、私たちは迷うことなくゴールに到達できる。しかし、こうした「無駄を徹底的に排除する生き方」によって、私たちが失っている大切なものもあるのではないだろうか。 かつて、目的地を探して地図を眺めたり自分の足で歩き回ったりしていた時代には、思いがけない発見があった。途中で偶然見つけた静かなカフェや、路地裏に咲く美しい花、地元の人との何気ない会話など、最短ルートを進むだけでは出会えなかった数々の出来事である。一見すると目的達成には直接関係のない「回り道」や「寄り道」こそが、人の心を豊かにし、人生の記憶を味わい深いものにしてくれる。 また、創造的なアイデアや発想も、効率ばかりを追求する直線的な思考からは生まれにくい。何の役に立つか分からない雑学を調べたり、一見無関係な分野の試行錯誤を繰り返したりする「無駄な時間」の中にこそ、新しい発見やイノベーションの種が隠れていることが多いのだ。初めから答えや正解だけを効率よく求めようとすると、物事の奥行きや多様な可能性を見落としてしまうおそれがある。 もちろん、限られた時間の中で成果を出すために効率性を追求することはビジネスにおいて不可欠である。しかし、すべての時間を効率や最短ルートだけで埋め尽くしてしまうと、人生は味気ないものになってしまうだろう。時にはあえて効率の計算を手放し、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持つことが、本当の意味での豊かな生き方に繋がるのではないだろうか。

    問題 7 / Question 7

    最短ルートだけを選び無駄を排除して目的地に到達する生き方について、筆者はどのような損失があると述べていますか。

    • ✓ 偶発的な出会いや発見の機会を失い、人の心や人生の記憶を貧しくしてしまうこと
    • ・ AIアプリに依存しすぎることで、自力で地図を読む技術が低下してしまうこと
    • ・ 移動時間が長くなり、結果として仕事やプライベートの時間を浪費してしまうこと
    • ・ 混雑した経路を選んでしまい、精神的なストレスが大幅に増加してしまうこと

    正解 / Answer:偶発的な出会いや発見の機会を失い、人の心や人生の記憶を貧しくしてしまうこと

    第2段落で、自分で歩き回っていた時代には思いがけない発見があったとし、「最短ルートを進むだけでは出会えなかった数々の出来事である。一見すると目的達成には直接関係のない『回り道』や『寄り道』こそが、人の心を豊かにし、人生の記憶を味わい深いものにしてくれる」と述べられているため、「偶発的な出会いや発見の機会を失い、人の心や人生の記憶を貧しくしてしまうこと」が正解です。 ほかの選択肢: ・「AIアプリに依存しすぎることで、自力で地図を読む技術が低下してしまうこと」→ 地図を読む技術の不使用については論点ではありません。 ・「移動時間が長くなり、結果として仕事やプライベートの時間を浪費してしまうこと」→ 時間浪費の話ではなく、豊かさの喪失が論じられています。 ・「混雑した経路を選んでしまい、精神的なストレスが大幅に増加してしまうこと」→ ストレス増加の話ではありません。

    Paragraph 2 notes that sticking solely to the shortest path deprives people of unexpected discoveries and encounters that enrich the human mind and render life's memories meaningful. Thus, 「偶発的な出会いや発見の機会を失い、人の心や人生の記憶を貧しくしてしまうこと」 is correct. Other choices: - 「AIアプリに依存しすぎることで、自力で地図を読む技術が低下してしまうこと」: Losing the technical skill to read maps is not the thesis. - 「移動時間が長くなり、結果として仕事やプライベートの時間を浪費してしまうこと」: The author argues against pure efficiency, not wasting time. - 「混雑した経路を選んでしまい、精神的なストレスが大幅に増加してしまうこと」: Stress from choosing congested paths is not mentioned.

    2단락에서 스스로 걸어다니던 시대에는 뜻밖의 발견이 있었다고 하며, 「最短ルートを進むだけでは出会えなかった数々の出来事である。一見すると目的達成には直接関係のない『回り道』や『寄り道』こそが、人の心を豊かにし、人生の記憶を味わい深いものにしてくれる」라고 서술되어 있으므로 「偶発的な出会いや発見の機会を失い、人の心や人生の記憶を貧しくしてしまうこと」가 정답입니다. 다른 선택지: - 「AIアプリに依存しすぎることで、自力で地図を読む技術が低下してしまうこと」: 지도 읽기 기술의 미사용에 대해서는 논점이 아닙니다. - 「移動時間が長くなり、結果として仕事やプライベートの時間を浪費してしまうこと」: 시간 낭비 이야기가 아니라 풍요로움의 상실이 논해지고 있습니다. - 「混雑した経路を選んでしまい、精神的なストレスが大幅に増加してしまうこと」: 스트레스 증가 이야기가 아닙니다.

  8. 問題 8 / Question 8

    筆者によると、「一見無駄に見えるプロセスや思考」は、アイデアや創造性に関してどのような役割を果たしますか。

    • ✓ 新しい発見やイノベーションを生み出すためのきっかけや種となる役割
    • ・ 過去の正解を最短で再現し、無駄な失敗を防ぐためのガードレールの役割
    • ・ 目標達成に関係のない不要な情報を完全に遮断し、集中力を高める役割
    • ・ 複雑なビジネス上の問題をシンプルかつ直線的に整理して解決する役割

    正解 / Answer:新しい発見やイノベーションを生み出すためのきっかけや種となる役割

    第3段落に「何の役に立つか分からない雑学を調べたり、一見無関係な分野の試行錯誤を繰り返したりする『無駄な時間』の中にこそ、新しい発見やイノベーションの種が隠れていることが多いのだ」と書かれているため、「新しい発見やイノベーションを生み出すためのきっかけや種となる役割」が正解です。 ほかの選択肢: ・「過去の正解を最短で再現し、無駄な失敗を防ぐためのガードレールの役割」→ 直線的で正解ばかり求める思考からの脱却を述べています。 ・「目標達成に関係のない不要な情報を完全に遮断し、集中力を高める役割」→ 無関係な情報や遠回りの価値を肯定しています。 ・「複雑なビジネス上の問題をシンプルかつ直線的に整理して解決する役割」→「直線的な思考からは生まれにくい」と否定的に触れられています。

    Paragraph 3 notes that in "wasted time" spent looking up trivia or trial-and-error in unrelated fields, seeds of new discoveries and innovation are hidden. Thus, 「新しい発見やイノベーションを生み出すためのきっかけや種となる役割」 is correct. Other choices: - 「過去の正解を最短で再現し、無駄な失敗を防ぐためのガードレールの役割」: The text advocates moving beyond just pursuing existing correct answers. - 「目標達成に関係のない不要な情報を完全に遮断し、集中力を高める役割」: The text embraces seemingly unrelated information. - 「複雑なビジネス上の問題をシンプルかつ直線的に整理して解決する役割」: Linear thinking is explicitly described as unlikely to yield creative ideas.

    3단락에 「何の役に立つか分からない雑学を調べたり、一見無関係な分野の試行錯誤を繰り返したりする『無駄な時間』の中にこそ、新しい発見やイノベーションの種が隠れていることが多いのだ」라고 적혀 있으므로 「新しい発見やイノベーションを生み出すためのきっかけや種となる役割」가 정답입니다. 다른 선택지: - 「過去の正解を最短で再現し、無駄な失敗を防ぐためのガードレールの役割」: 직선적이고 정답만 구하는 사고로부터의 탈피를 서술하고 있습니다. - 「目標達成に関係のない不要な情報を完全に遮断し、集中力を高める役割」: 무관한 정보나 돌아가는 것의 가치를 긍정하고 있습니다. - 「複雑なビジネス上の問題をシンプルかつ直線的に整理して解決する役割」: 「直線的な思考からは生まれにくい」라고 부정적으로 다루어지고 있습니다.

  9. 問題 9 / Question 9

    ビジネスの場における効率性の追求について、筆者はどのようなスタンスをとっていますか。

    • ✓ 成果を出すために不可欠であると認めつつも、人生の全時間に適用すべきではないとしている
    • ・ ビジネスを含めた人生のあらゆる場面で直ちに禁止すべき害悪であるとしている
    • ・ 個人の豊かな人生を作るために最も重要であり最優先で追求すべきだとしている
    • ・ 昔の職人の手仕事のように時間をかけるやり方にすべて変更すべきだとしている

    正解 / Answer:成果を出すために不可欠であると認めつつも、人生の全時間に適用すべきではないとしている

    最終段落で「もちろん、限られた時間の中で成果を出すために効率性を追求することはビジネスにおいて不可欠である。しかし、すべての時間を効率や最短ルートだけで埋め尽くしてしまうと、人生は味気ないものになってしまうだろう」と述べているため、「成果を出すために不可欠であると認めつつも、人生の全時間に適用すべきではないとしている」が正解です。 ほかの選択肢: ・「ビジネスを含めた人生のあらゆる場面で直ちに禁止すべき害悪であるとしている」→ ビジネスにおける必要性を認めており、全面禁止ではありません。 ・「個人の豊かな人生を作るために最も重要であり最優先で追求すべきだとしている」→ 効率性だけで埋め尽くすと人生が味気なくなると警告しています。 ・「昔の職人の手仕事のように時間をかけるやり方にすべて変更すべきだとしている」→ 昔の手仕事への全面変更などの提案はありません。

    The final paragraph explicitly acknowledges that pursuing efficiency to produce results is indispensable in business, but warns that filling all of life with only efficiency makes life dull. Thus, 「成果を出すために不可欠であると認めつつも、人生の全時間に適用すべきではないとしている」 is correct. Other choices: - 「ビジネスを含めた人生のあらゆる場面で直ちに禁止すべき害悪であるとしている」: The author acknowledges its necessity in business. - 「個人の豊かな人生を作るために最も重要であり最優先で追求すべきだとしている」: The author warns against filling life solely with efficiency. - 「昔の職人の手仕事のように時間をかけるやり方にすべて変更すべきだとしている」: Switching everything to traditional artisanal methods is not suggested.

    마지막 단락에서 「もちろん、限られた時間の中で成果を出すために効率性を追求することはビジネスにおいて不可欠である。しかし、すべての時間を効率や最短ルートだけで埋め尽くしてしまうと、人生は味気ないものになってしまうだろう」라고 서술하고 있으므로 「成果を出すために不可欠であると認めつつも、人生の全時間に適用すべきではないとしている」가 정답입니다. 다른 선택지: - 「ビジネスを含めた人生のあらゆる場面で直ちに禁止すべき害悪であるとしている」: 비즈니스에서의 필요성을 인정하고 있으며 전면 금지가 아닙니다. - 「個人の豊かな人生を作るために最も重要であり最優先で追求すべきだとしている」: 효율성만으로 가득 채우면 인생이 무미건조해진다고 경고하고 있습니다. - 「昔の職人の手仕事のように時間をかけるやり方にすべて変更すべきだとしている」: 옛 장인의 손수 작업처럼 시간을 들이는 방식으로 전부 변경해야 한다는 식의 제안은 없습니다.

  10. 問題 10 / Question 10

    この文章全体を通じて、筆者が最も主張したいことは何ですか。

    • ✓ 時には効率ばかりを求めず、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持とう。
    • ・ 現代社会のデジタル技術やナビアプリは人間の思考力を低下させるので、使用を中止しよう。
    • ・ イノベーションを起こすためには、仕事中の無駄な雑談や寄り道を完全に義務付けるべきだ。
    • ・ 目標達成までの時間を正確に計算し、計画通りに最短ルートで行動することこそが素晴らしい。

    正解 / Answer:時には効率ばかりを求めず、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持とう。

    最終段落の最後に「時にはあえて効率の計算を手放し、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持つことが、本当の意味での豊かな生き方に繋がるのではないだろうか」と書かれているため、「時には効率ばかりを求めず、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持とう。」が正解です。 ほかの選択肢: ・「現代社会のデジタル技術やナビアプリは人間の思考力を低下させるので、使用を中止しよう。」→ アプリ等の使用全面中止を主張しているわけではありません。 ・「イノベーションを起こすためには、仕事中の無駄な雑談や寄り道を完全に義務付けるべきだ。」→ 雑談や寄り道を「義務付ける」などの制度的提案ではありません。 ・「目標達成までの時間を正確に計算し、計画通りに最短ルートで行動することこそが素晴らしい。」→ 最短ルートのみを重視する姿勢に疑問を呈している本文の趣旨と真逆です。

    The passage concludes by advocating that stepping back from efficiency calculations to enjoy detours and seemingly wasteful processes leads to a truly rich life. Thus, 「時には効率ばかりを求めず、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持とう。」 is correct. Other choices: - 「現代社会のデジタル技術やナビアプリは人間の思考力を低下させるので、使用を中止しよう。」: Stopping all digital apps is not urged. - 「イノベーションを起こすためには、仕事中の無駄な雑談や寄り道を完全に義務付けるべきだ。」: Mandating side-chats is not suggested. - 「目標達成までの時間を正確に計算し、計画通りに最短ルートで行動することこそが素晴らしい。」: Directly contradicts the author's argument against solely valuing the shortest route.

    마지막 단락의 끝에 「時にはあえて効率の計算を手放し、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持つことが、本当の意味での豊かな生き方に繋がるのではないだろうか」라고 적혀 있으므로 「時には効率ばかりを求めず、回り道や一見無駄に見えるプロセスを楽しむ心のゆとりを持とう。」가 정답입니다. 다른 선택지: - 「現代社会のデジタル技術やナビアプリは人間の思考力を低下させるので、使用を中止しよう。」: 앱 등의 사용 전면 중지를 주장하고 있는 것이 아닙니다. - 「イノベーションを起こすためには、仕事中の無駄な雑談や寄り道を完全に義務付けるべきだ。」: 잡담이나 돌아가는 것을 '의무화한다'는 식의 제도적 제안이 아닙니다. - 「目標達成までの時間を正確に計算し、計画通りに最短ルートで行動することこそが素晴らしい。」: 최단 루트만을 중시하는 태도에 의문을 제기하는 본문의 취지와 정반대입니다.